こんにちわ、浅沼です。
今回、土地家屋調査士の主な業務である「土地境界確定測量」についてご説明します。
土地境界確定測量とは
土地境界確定測量とは、土地の境界を正確な位置に明示するための測量を指します。
土地所有者が土地の境界を知りたい場合や、
土地の譲渡や分筆の際には、正確な境界線を把握することは非常に重要です。
こういった測量は土地の越境問題や境界トラブルを未然に防ぐ役割を果たします。
そのため、土地の売買時に、後々問題にならないよう行われることが多いです。
測量の必要性
土地境界確定測量の必要性は、
土地所有者や隣接地の所有者間での境界不明瞭によるトラブルを防ぐためです。
筆界と言われる法的にも認められた境界線が明確になることで、
土地取引の安全性が保たれます。
また、土地所有者間で交わされる筆界確認書があることで、後々の法的なトラブルへの対処も容易になります。
測量の基本的な流れ
土地境界確定測量の基本的な流れは、
まず土地家屋調査士の方で事前調査を行い、法務局や役所にある土地に関するの資料を確認します。
次に、現場にて測量を行い、そのデータと事前調査の内容を基にして境界を特定し、
現地にて土地所有者同士で立会を行い、境界となる位置を確認します。
境界標が亡失、または移設が必要な場合は正しい位置に設置します。
その後、筆界確認書を所有者同士で取り交わし、
必要な場合は土地分筆登記などの登記手続きを行うことになります。
費用と時間
土地境界確定測量にかかる費用と時間は、
土地の規模や現場状況などによって異なります。
一般的には数週間から数か月かかり、費用は概ね25万円~程度が目安です。
隣接地の件数や、役所との立会等の有無により100万円を超える場合もあります。
また、土地分筆登記や土地地積更正登記が必要な場合は、
追加の時間と費用が発生します。正確な見積もりを立てるためにも、
依頼する前には詳細な打ち合わせを行うことをおすすめします。
土地家屋調査士の役割と資格
土地家屋調査士は、専門的な知識と技術を駆使して、
土地の地積や境界に関する正確な情報を調査します。
越境問題や境界紛争の際には、相談やアドバイスも行います。
弊所では相談のみの方も受け付けておりますので、お困りごとがございましたらご相談ください。